みなさんはすでにご存知かもしれませんが、まだ知らない方々もいらっしゃっると思いますので、一筆書かせて頂きます。
ズバリ、明日の東証の値動きは、ほぼニューヨーク市場の動向で決まります!残念ですがそれが日本経済の今の実力です。
個別銘柄のカタリスト(決算発表など)が株価に影響することはもちろんよくあることなのですが、主だったニュースがないそれ以外の時期は、ほぼNY市場の同業種の傾向がそのまま株価を動かします。
しかし、米国の区分け(セクター)は11種類、かたや東証の区分けは33種類なので、すんなり比較・検証できない銘柄もありますが、こんな時でも参照しやすいのがETFです。
以下に、セクター種別とそれに連動するETFのティッカーを掲載します。
英語分類 | 日本語 | S&P500比率 (2020年5末時点) | ETFティッカー |
Information Technology | 情報技術 | 26.20% | XLK |
Health Care | ヘルスケア | 15.20% | XHE,XLV |
Communication Service | 通信サービス | 11.00% | XLC |
Consumer Discretionary | 一般消費財 | 10.60% | XLY,XRT |
Financials | 金融 | 10.30% | XLF |
Industrials | 資本財 | 8.00% | XLI |
Consumer Staples | 生活必需品 | 7.10% | XLP |
Utilities | 公益事業 | 3.20% | XLU |
Energy | エネルギー | 2.90% | XLE |
Real Estate | 不動産 | 2.80% | XHB,XLRE |
Materials | 素材 | 2.50% | XLB |
それ以外のカテゴリー分け | |||
バイオテック | XBI | ||
テレコム | XTL | ||
半導体 | XSD | ||
製薬 | XPH | ||
金属・鉱山 | XME | ||
交通 | XTN | ||
長期国債 | TLT |
これらのETFでチャートをチェックしてみてください。
例えば、三菱UFJ(8306)の値動きは、ほぼXLFに連動していますし、東京エレクトロン(8035)はXSDに連動しています。
つまり、日本市場を動かすのは海外投資会社だということです。または、海外投資会社の動向を参考にして取引している組織や個人が多数いるとも言えます。
みなさんも明日のトレードのため、ニューヨーク市場の動向には注意を払いましょう!
ただし、週明けの月曜日だけは金曜日の動向と異なる場合がありますので、悪しからず。