経済ニュース・情報を読み進んでいると必ず出てくる経済用語をできるかぎり拾い集め、分かり易い言葉使いでいつでも参照できるようにまとめたものです。
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用語集 【マクロ経済・政治】
GDP | Gross Domestic Product | 国内総生産 | |
実質GDP | real | 物価変動の影響を取り除いたGDP 「数量ベース」 | |
名目GDP | nominal | 物価変動の影響を含めたGDP 「金額ベース」 | |
GNP | Gross National Product | 国民総生産 | 世界中にいる日本人の生産性を示すため、日本経済の生産性とは異なる |
実質金利 = 名目金利(米10年債金利) - 期待インフレ率(米10年物ブレイクイーブンレート) | |||
潜在成長率 | 潜在的GDPの前年比伸び率 | 景気循環の影響を除いた経済成長率のこと 潜在的GDPとは、一国がモノやサービスを生産するために必要な各生産要素を、それぞれ過去の平均的な水準で 供給した場合に実現できると推計されるGDPのこと |
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マネーサプライ | money supply | 通貨供給量 | 経済全体で流通しているお金の量 のこと |
トリクルダウン | trickle down | 富裕層など上層が潤えば、中間層や下層の低所得層に富が滴り落ちて、全体も潤うという考え方 | |
トリクルアップ | trickle-up | 中間層や下層が潤うことで、経済全体を推進するという考え方 | |
テーパリング | Tapering | 先細り、漸減 | 量的緩和の縮小 |
テーパ―タントラム | Taper tantrum | マーケットの癇癪のような現象。FRBが大規模な量的緩和の縮小する意向を示したため、市場が癇癪を 起こしたように動揺して急変動(米国債利回りの急上昇など)した現象 |
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ストレステスト | stress test | 不測の事態に備えて、ポートフォリオの損失の程度や回避策を予めシミュレーションしておくこと | |
スタグフレーション | stagflation | 景気停滞期に推移しても物価上昇が進んでいる状況。景気停滞(stagnation)と物価上昇(inflation)の合成語。 | |
リフレーション | Reflation | 統制インフレーション | デフレを脱却しインフレに触れ始めた初期の市況 |
リセッション | recession | 景気後退 | |
デプレッション | depression | 不況・不景気 | |
ハイパーインフレ | 過度に物価が上昇する現象。前月比50%以上の物価上昇、または3年間で累積のインフレ率が100%以上 | ||
財政政策 | 政府の経済政策。公共事業等で雇用拡大・所得増加を図ったり、減税によって消費や投資を促すなど | ||
金融政策 | 中央銀行の経済政策。マネーサプライや金利調整(公開市場操作)によって、物価安定や雇用拡大などを図る | ||
FFレート | Federal Funds rate | 政策金利 | 連邦準備銀行に預ける無利息の準備金が不足している銀行が、余剰のある銀行から無担保で借りる際の金利 |
IBORs(アイボーズ) | Interbank Offered Rate | 銀行間調達金利指標 | ※ 2021年12月末以降公表停止予定 |
LIBOR(ライボー) | London Interbank Offered Rate | ロンドン銀行間取引金利 | ロンドン市場での⾦融取引における銀⾏間取引⾦利 |
TIBOR(タイボー) | Tokyo Interbank Offered Rate | 東京銀⾏間取引⾦利 | 東京市場での⾦融取引における銀⾏間取引⾦利 |
EURIBOR(ユリボー) | Euro Interbank Offered Rate | ユーロ市場での⾦融取引における銀⾏間取引⾦利 | |
HIBOR(ハイボー) | Hong Kong Interbank Offered Rates | 香港銀行間貸出金利 | 香港市場での⾦融取引における銀⾏間取引⾦利 |
信用収縮 | credit crunch | 政府がインフレ抑制などを目的に金融機関から企業への貸し出しを制限する措置を行った場合に、経済全体の 資金供給量が細る現象。企業の設備投資や生産活動を縮小させ、景気の悪化をもたらすおそれがある。 |
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ポリシーミックス | policy mix | 政策目標達成のため、いくつかの政策を同時に行うこと | |
景気先行指数(指標) | 製造業週平均労働時間、週平均失業保険申請件数、消費財新規受注、入荷遅延率、非国防資本財受注、新規住宅着工件数、S&P500、実質マネーサプライ(M2)、長短金利スプレッド、消費者期待度指数、の景気動向に先駆けて動く要因から算出した指数 | ||
インフラ | infrastructure | 下部構造 | 生活や経済を形成する基盤となるもの、公共施設、ガス・水道、道路・線路、電話・電気など、"それがないと生活がなりたたないもの"を指す |
リテール | retail | 小売り。小口取引。個人取引。 | |
トレードオフ | trade off | 反作用する状況。雇用の安定⇔物価の安定 |