■ FX取引の公正性
海外のFXブローカーに採用されている、主な4種類の取引方法について解説します。
- DD取引(相対取引)
- NDD取引
- STP取引
- ECN取引
DD(Dealing Desk)取引とは、多くの国内のFX業者が採用している受注方法のことで、インターバンク市場に注文を流さず、FX業者と顧客の間だけで取引を完了する方式です。中にはそれを悪用してユーザーに不利なレートで約定させる…なんて噂もあります。
NDD(None Dealing Desk)取引とは、仲介業者(FX業者など)を挟まず、トレーダー間で取引する方法です。
NDD取引では、NDD業者が顧客にとって最も有利な売値と買値をカバー先からもらって取引を完了させています。一般的な株取引と同じ方式ですね。
※実際には手数料がスプレッドに上乗せされて提示されています。
NDD取引はユーザー/ブローカー間で利益相反が起こらず、公正な取引が行えるので非常に優れたシステムだと言えます。
STP(Straight Through Processing)取引とは、インターバンク市場から提示された複数のレートの中から、ユーザーにとって最も有利な売値と買値を自動的に選択する取引方法を指します。
※NDD取引同様に、手数料がスプレッドに上乗せされて提示されています。
ECN(Electronic Communications Network)取引とは、電子取引所にて売買の注文を行う取引方法のことです。
ECN取引では、ユーザーが海外FX業者を通して電子取引所にアクセスし、提示した価格で買い手(売り手)が見つかれば取引成立となる仕組みです。
STPとECNはNDDの種類とも言えますので、いずれかを採用しているブローカーは公正な取引を提供している信頼のおける企業と言えます。
ただし、この場合はスプレッドが広めだったり、取引手数料が高めだったりしますので、それぞれのトレードスタイルに合わせた口座を開設することをお勧めします。
ハッピートレーディング!