米国市場の動向に左右されやすい日本市場にとって、どうしても頼らざるを得ないのが海外投資家です。
本日(2021年2月5日)、30年6ヶ月ぶりに日経平均が3万円を突破しました!それに最も貢献したのが海外投資家(約30%)です。※金融機関約22%、個人投資家約18%、投資信託約10%など
そこで気になってくるのがドル円のFXです。「円高ドル安だからどうのこうのだ」ってすんなり頭に入ってきませんよね?ですので頭の整理のために記述したいと思います。
『USDJPY』とティッカーで表示されるようにドル円は円がベースなので、1ドル=〇〇〇円と表示されます。
≪ドル高円安≫
チャートが上昇する時の表現で、ドルの価値が上がり、円の価値が下がってゆくことを意味しています。
≪円高ドル安≫
チャートが下降する時の表現で、ドルの価値が下がり、円の価値が上がってゆくことを意味しています。
「ドル高円安」の時、海外の投資家は、日本の株式を安く購入できます。逆に日本の投資家は海外の株式を割高に購入しなくてはなりません。
「円高ドル安」の時、日本の投資家は、海外の株式を安く購入できます。逆に海外の投資家は日本海外の株式を割高に購入しなくてはなりません。
例; $1=100円の時、1万円の日本株式=$100
ドル高$1=150円の時、1万円の日本株式=$66.6=円安
ドル安$1= 50円の時、1万円の日本株式=$200=円高
例; $1=100円の時、$100の米国株式=10,000円
ドル高$1=150円の時、$100の米国株式=15,000円=円安
ドル安$1= 50円の時、$100の米国株式= 5,000円=円高
つまり、外国人投資家が日本市場に投資するためには『ドル高』になることが必須なわけで、この5年間ほどは日本市場に有利に働いていたことが分かります。

テクニカル的にはフラッグパターンを形成していますので、間もなくどちらかに大きく放たれる可能性が高くなっています。上昇すれば、日本市場はさらに活況を呈するでしょう。
下落した場合、米国市場等海外に投資比率を高めた方がいいかもしれませんね。