マーケットの魔術師【株式編】《増補版》米トップ株式トレーダーが語る儲ける秘訣 (ウィザードブック)
言わずもがなの名著で、投資で資産を増やしたい我らにとってはまさにバイブルそのものです!
私が備忘録として残した記述を抜粋しますと、
スティーブ・ワトソン氏(小型株専門のファンダメンター ※ファンダメンタル重視の投資家)
「マーケットの調整局面で最大の被害を受けるのはPERの高い株」
「空売りするときに私が好んで探すのは一つの製品しか作ってない会社です」
ダナ・ギャラント氏(空売り専門トレーダー)
「私は強気相場でしか空売りをしません。最小のリスクで闘うための最善の方法を見つけなければなりません。」
空売りする対象は「伝統的なビジネスから流行のビジネスに移行した会社です」
マーク・D・クック氏(買い専門オプショントレーダー)
「「このポジションが戻ってくれれば」と思ったらすぐにポジションを減らす」
「儲かる可能性が75%以上なければトレードしない」
アーメット・オクマス氏(バリュー投資家)
「株が思った価格になるまで根気よく待ちます(実際そうなるのは20%)。それで90%以上は勝ちトレードです。」
マーク・ミネルヴィニ氏(ミュージシャン上がりのトレーダー)
「間違いは許されるが、間違ったままでいることほど許されないことはない」
「10%の損切ルール。勝つトレードは、最初から上がるものなんだ」
ジョン・ベンダー氏(ブラックショールズの逆トレーダー)
「ウォール街のすべての推奨は、自社の大口顧客や自分の会社自身がポジションを手仕舞う目的で行われている」
スティーブ・コーへン氏(感覚派トレーダー)
「値動きを形成するのは、40%がマーケット、30%が業種、そして30%が株式そのもの」
「重要なのは行動(損切り)を起こすこと。手をこまねいて悲惨な目に遭うトレーダーが多過ぎる」
他にも、マイケル・ラウアー氏、デヴィット・ショー氏など名だたる投資家の、読み返すと読み返すだけ気付きのある名言が満載です。
「トレーダーたちのその後」を含めて、圧巻の673ページは読み応え十二分ですが、あっという間に読み終えてしまうこと必至の面白さです!
みなさんもぜひどうぞ!