投資を始めたばかりのみなさんが勝てない(? 投資は勝ち負けでは測れません。投資とは何か?投資の考え方を参照)理由について、素晴らしく分かり易い記述がありますのでご紹介します。
「買い材料6、売り材料4と評価して「よし買おう」と決心するのは、買い材料6に意識を集中し、売り材料4を軽視するプロセスです。(中略)投資を始めたら下げ相場の予想は口にしなくなるものです。(中略)
自らの判断が証明されたと感じ、(中略)含み益の増加と共にリスク判断は緩んで、過大な投資が積み上がります。いざ相場が反転すればいつでも利食い売りできるという過信は、あっさり裏切れらやすいのです。
相場が反落し、いざ売り逃げようとしても、割高相場からの下落過程では、新規の買い手が細り、いわば避難口のあい路化現象が起こり、そこに売り手が殺到することで「上り百日、下げ三日」の格言通り相場は急落します。これに巻き込まれた投資家は、相場回復の確率を高く評価し、損切りを見送り、過大に膨らんだ損失を抱え込む……」
うわあ、経験あります。まさに、私の心理そのものです。
これが投資に負ける心理(? 投資は勝ち負けでは測れません。投資とは何か?投資の考え方を参照)の一例ですが、考え方を変えようと思ったところで変えられるものではありません。
これは投資家の真理として心に刻んでおき、いずれ同様の判断に迫られた時にこれまでとは違った行動を起こす勇気を奮い立たせることが重要です。